「忙しいですね。」いつの頃からか、この言葉を毎日のように聞くようになりました。仕事が忙しい。家事が忙しい。子育てが忙しい。
予定が埋まっているわけではない日でも、なぜか心だけが急いでいる。そんな感覚になることがあります。工房で木と向き合っているときでさえ、ふと気づくと、心のどこかが先へ先へと急いでいることがあります。
もしかすると、足りないのは時間ではなく、心の余白なのかもしれません。
【写真①ここに挿入 / 検索語:coffee window quiet morning】
ほんの五分でも、窓の外を眺める時間があるだけで、気持ちが少し落ち着くことがあります。お気に入りのカップでコーヒーを飲むだけで、呼吸が深くなることもあります。
忙しさは、時計だけでは測れません。予定表がどれほど埋まっていても、心のどこかに小さな余白があれば、人は不思議と落ち着いていられる。逆に、予定がまばらな日でも、心に余白がなければ、ずっと何かに追われているような感覚が続いてしまいます。
心が休まる時間があるかどうか。
それが、毎日の感じ方を大きく変えてくれます。
だから私たちは、「効率」だけを追い求める暮らしではなく、自然体で過ごせる時間を大切にしたいと考えています。効率を突き詰めていくと、時間はたしかに生まれるかもしれません。けれど、その空いた時間さえも、次の何かで埋めてしまっては、心の余白は増えていかない。そんな暮らしを、私たちはあまり良いものだとは思っていません。
【写真②ここに挿入 / 検索語:minimal calm interior space】
慌ただしい毎日の中でも、ほんの少し立ち止まる。
その小さな余白が、心を整え、暮らしを整えます。家具